はじめに
 20年前にパーソナルコンピュータが登場して以来、今ではあらゆる情報が容易かつ正確に入手できるようになりました。一方、あまりにも多くの情報に振り回されて、自分を見失うこともあるようです。特に、今の子供たちは、コンピュータという玉手箱(なんでも吸収しなんでも出てくる)に接する機会が多く、映像の世界なのか現実の世界なのかわからないこともあり、人間であること、人間として生まれてきたことのすばらしさを忘れがちです。
 そこで、高学年の小学生または中学生に、人間である自分の体がどのようにできていて、どのように成長し衰えていくかを正確に理解してもらおうと思いました。自分の体や心の動きを科学的に理解することで、生物の神秘や大自然(人間を含めた)の偉大な力に関心をもってもらい、また、自分なりに病気や心の問題を解決する力を身につけてもらおうと思いました。
小中学生の教師の皆さんへ
 上記のような趣旨のもと、私どもは宮崎医科大学と宮崎県立日南病院で、過去6回、子供たちの医学体験学習に取り組んできました。このホームページでは、過去の取り組み状況と自前の教材を紹介しています。3年間取り組んだ経験の感想として、このような学習はとても少人数では無理で教育効果も段階的に評価できず、大きな壁にぶちあたっているのが現状です。今後は、全国の医学教育に関心のある教師や医師の皆さんのお力を借りて、こつこつと医学に関する学習を行っていこうと思っています。ホームページをごらんになって、ご意見やご感想をお寄せ下さい。
 私どもは医療従事者のため、医学的な教材を正確にかつおもしろく作成するお手伝いしかできません。ホームページには、心臓と肺についてのアニメを供覧してあります。ご自由にお使い下さい。今後、このような教材を作成したり、授業で困っていることの解決策とかをお互いに相談できればと考えています。
アニメを動かす条件
windowsでは、ブラウザはInternet Explorer 5.1以上で、95,98,Me,XLと2000すべてで動作可能と思われます。
Macではpower PC 7300(古い機種)、ibook,power book等の場合、ブラウザはInternet Explorer 5.1以上で動きますが、アニメのPlayerとしてMacromedia Flash Playerを必要とする場合があり
、インターネットからダウンロード願います。この際、Explorer 使用サイズは推奨サイズの5〜10倍必要です。また、ブラウザとしてNetScapeを使用する場合、version7 以上を推奨します。
心臓と肺のアニメでは、2番と6番は作業中です。
宮崎県立日南病院麻酔科・集中治療室 長田 直人
宮崎県立宮崎病院 臨床検査部主任技師 藪押 利香
宮崎県立日南病院 放射線科 山本 雄一郎
同病院 放射線科 古賀 治幸
潤和会記念病院ペインクリニック 立山 真吾
宮崎大学医学部第1病理 松田 俊太郎
宮崎県立日南病院耳鼻科・眼科 担当医師
同病院脳神経外科 池田 俊勝
同病院脳神経外科 米山 匠
同病院整形外科 上通一師
同病院整形外科 川野 彰裕
同病院整形外科 松岡 知己
宮崎善仁会病院救急総合診療部 牧原 真治
宮崎大学医学部整形外科 桐谷力
宮崎県立日南病院臨床検査科 臨床検査技師
宮崎県立日南病院循環器内科 内科医師
宮崎大学医学部附属病院医療情報部 荒木 早苗
宮崎県立日南病院産婦人科 蓮田 淳
たなか産科婦人科クリニック 田中 茂樹

肺で酸素が血液に取り込まれる様子を理解する実験
 じょうみゃくけつ(静脈血)が入った試験管のふたをあけ、空気と血液がまじるように試験管をふる。黒かった静脈血の色が、みるみる赤くなる。空気中の酸素が、静脈血のヘモグロビンと結合しかつ血液中に溶けて動脈血になったことを観察する。
血圧計の仕組みを理解する実習
 血圧計は、血管の中を流れる血液を止めた後、再び血液が流れるときに発するドクンドクンという音を利用して計っている。上腕に巻いたカフをゆるめて、最初に聞こえる音を最高血圧とし、その後、連続して聞こえた音の最後のほうを最低血圧としている。子供に、聴診器を介して血管の中を血液が流れる音を聞いてもらっている。